大井町の駅ビルにフラッと寄ったらこんな展示をしていた。

品川区は元ど田舎だったわけで、この名称はその名残なんでしょうかね。山中小学校。
児童による工作作品が並んでいて、それがなかなかおもしろかった。

最初はこの地味なの。名前がいい。杉山くんによる杉山チェア。パントン・チェアや、コルビュジェのLCシリーズと同じフィロソフィー。


最限度の高いカニチェア。実は座面の形状まで凝っていてすばらしい。


これはテレビ付きイス。座ったら見られないという詩的な椅子。画面がマクドナルドである点、椅子のブルーとの対比、リモコン付きなども悪くない。さらにこの面で構成した肘掛も良い。肘掛部は線なのである。


背もたれがないのか?と思うが、そこは源平。向かい合って座るのが正解なのかもしれない。「源」と「平」とでフォントが異なるのもおもしろい。紅白が源平を指すことは先生の入れ知恵か。紅白帽もこれがルーツだと知っているだろうか、彼は。


クルマ好きなんだな。CIMAが泣ける。日産好きかと思わせておいて背もたれはレクサス。しかも背もたれの形状は謎。素敵なのはこの色。黒字にオレンジフォントってエンジン付いた乗り物好きは好きそうだよね。


まさかの消しゴムモチーフ。肘掛けみて吹いた。


これは良いアイデアのスツール。素敵。ドローグあたりで製品化しよう。


テレビに続く背もたれディスプレイチェア。肘掛けにマウスがあって一見便利そうに見えて実はどう使っていいのか悩む。これもまた思考の沼に沈む系。ハルーン・ミルザ曰く、アートは「答えを与えるものではなく、問いかけるもの」。
ならばこの椅子もアートの範疇にあるのだろう。


色使いがもうほぼ北ヨーロッパ。出過ぎないあたり、パリっぽさもある。小学生侮れない。


ひまわり?かわいい、と思ったら亀だった。座ると亀に乗ることになるのだ。ウラシマ的か。早く大人になりたい願望がこれを作らせたのか。



これはやばい。小学生にして美術を学んでいるのではないか。
なにより縁取りがすばらしい。平面的にも見える=まさにフラット化・・・・・・実際はイナズマモチーフらしい。


こんなかわいらしい作品も。背も低くて小さいのにたくさん足をつけることを選んだ点もおもしろい。

全体を通して形状から自由なのがすばらしい展示で気に入ったので音楽聴きながら料理作りながらワインのみながら書いた。





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